平成29年度

初期研修1年目 M.O(H29年神戸大学卒業)

(平成29年12月26日up)

~北播磨総合医療センターでの研修9か月間を振り返って~

 はじめまして。
北播磨総合医療センターの研修医1年目のM.Oです。だんだん寒くなり、布団から出るのがつらい季節がやってきました。初期研修が始まり、あっという間に9ヶ月が経ってしまいました。少しでも当院の魅力についてみなさんに知っていただければと思います。

ローテート科での研修について

 私は今まで消化器内科→形成外科→救急科→麻酔科→内科ユニットとローテートし、現在呼吸器内科で研修をしています。呼吸器内科の1週間のスケジュールについて話したいと思います。

 奥田実奈①  

月曜日 9:00 気管支鏡検査
12:00 勉強会
13:30 気管支・病棟カンファレンス
火曜日 8:45 RST回診
13:00 緩和ケアのカンファレンス
水曜日 9:00 気管支鏡検査
17:00 肺癌カンファレンス
木曜日 13:00頃 こころのケア
金曜日 8:45 RST回診
 

















 月・水曜日の気管支鏡検査では呼吸器内科の先生方の指導のもと、実際に気管支ファイバースコープを触らせてもらうことができます。気管支カンファレンスでは放射線診断科、血液・腫瘍内科の先生方と気管支鏡検査を行う症例について話し合います。肺癌カンファレンスは呼吸器内科、呼吸器外科、放射線診断科、病理診断科、血液・腫瘍内科など多くの科と合同で肺癌の症例に関して検討します。
 火・金曜日にあるRST(respiratry support team)回診は医師だけでなく看護師、臨床工学士、理学療法士、薬剤師など多職種が集まり、ICUやHCUなどで人工呼吸器を使用している患者さんについて話し合います。一般病棟ではあまり触れる機会のない人工呼吸器について学ぶことができ、とても勉強になります。
 また当院の特徴の1つに緩和病棟があるという点が挙げられます。緩和ケアのカンファレンスは神戸大学緩和支持治療科の木澤 義之教授が来てくださり、緩和病棟の患者さんについて話し合います。呼吸器内科の患者さんもいらっしゃるので、診療していく中での問題点について相談します。また木曜日には緩和病棟でこころのケアが行われています。チャップレン・カウンセラーである沼野 尚美先生が来てくださり、患者さんと話して、普段思っていてもなかなか言い出せないことなどに耳を傾けてくださり、その内容を私たちに教えてくださいます。このように緩和ケアにも携わることができます。

 そのほかの時間は病棟業務を行っています。初期研修が始まったころは右も左も分からず慌てていましたが、病棟業務にも少しずつ慣れてきて、検査や治療について自分で考えて上級医の先生方と相談することもできるようになってきました。呼吸器内科の先生方は丁寧に指導してくださり、とても相談しやすいです。働き始めてから、相談できる環境というのはとても大切なことであるとひしひしと感じます。当院は同じ科の先生だけでなく、他科の先生方、また看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、検査技師などスタッフの方々が優しく教えてくださるので、本当に働きやすい環境だと思います。

田舎ではありますが・・・

 この「初期研修医の声」でもすでにお伝えしていることだと思いますが、少し(?)田舎であることは否めません。私は兵庫県西宮市出身であったため、ここにくるまでは小野市がどの辺にあるのかも知りませんでした。田舎であることだけでなく、一人暮らしも初めてで運転も初心者だったので、ちゃんと生活できるだろうかという不安がありました。しかし、いざ生活を始めてみると、働きながらの一人暮らしにも慣れ、スーパーへの運転という難関も乗り越えることができています。同期でご飯に行くことも多く、連れて行ってもらったりもしています。週末になると同期で飲み会をして楽しく、わいわいと騒いだり、遊びに行ったりしています。本当に素敵な同期に恵まれ、楽しく研修医生活を送っています。

最後に

 当院の魅力は本当にたくさんあり、また素敵な先生方や楽しい同期に出会うことができたので、この北播磨総合医療センターで働くことができてよかったと心から思います。そんな魅力を知っていただくためにも、皆さんもぜひ見学にきてください!お待ちしています!