初期研修1年目 H.M(H29年山口大学卒業)
(平成29年12月26日up)
~北播磨総合医療センター研修9か月を振り返って~
はじめまして。北播磨総合医療センター研修医1年目H.Mと申します。出身大学は山口大学で、神戸大学病院のたすきがけコースに所属しています。早いもので2017年も残りわずかとなりました。せっかくの機会を頂きましたので、9か月間の研修医としての生活を振り返りながら、この文章を読んでいただいている皆さんに研修の様子をお伝えできればと思います。当院での研修について
私は今までリウマチ・膠原病内科、消化器内科、整形外科、救急科、麻酔科を回り、現在は外科をローテートしています。各診療科をローテートして感じることですが、当院は市中病院でありながら、大学病院レベルの非常に先進的な医療を提供しています。現在ローテート中の外科では食道癌オペ、PDなどなど大学病院でしかみることができないと思っていた症例にも多数携わらせていただき、非常に熱心な指導医の先生方に囲まれながら、日々充実した研修医生活を送らせていただいています。そんな最先端の医療を提供する場でありながら、やはり地域に根差した病院であることに変わりはなく、救急外来ではいわゆるcommon diseaseに接する機会にも恵まれています。Commonな症例から珍しい症例まで幅広く経験することができる点が当院での研修の魅力の1つではないでしょうか。また病院全体でよりよい医療を提供するために努力する雰囲気が当院にはあると思います。医師だけでなく、コメディカルのスタッフの方々も非常に優秀な方がそろっており、たくさんのことを教えていただきながら、日々の業務に邁進しています。
施設について
開院5年目という新しい病院ですので、病院の施設はとてもきれいです。そして何より宿舎がとてもきれいです。リビングだけでも10帖という広々とした室内、浴室乾燥機付きで洗濯物を干す場所にも困りません。なかにはその広々とした室内を有効活用し、自宅にダーツを導入した同期もいます。しかも家賃は光熱費込。仕事を終えた後に、快適な自宅が待っているのはとてもありがたいことです。周囲の環境
徒歩圏内にコンビニはありませんが、車があれば十分生活できます。奈良、山口と今まで都会暮らしをしてこなかった私にとってはちょうどよい田舎具合です。春は病院前の桜がきれいで、夏はヒグラシが鳴き、秋は宿舎や病棟から眺める山々の紅葉にうっとりします。冬は凛とした空気ときれいな星空が明日からも頑張ろうという活力をくれます。忙しいときは病院と寮の往復にもなりますが、ふとした瞬間に春夏秋冬を感じながら、研修生活に没頭できるのも、当院ならではの魅力ではないでしょうか。![村尾仁美②](https://www.kitahari-mc.jp/files/26696.png)
![村尾仁美③](https://www.kitahari-mc.jp/files/26697.png)