平成30年度

初期研修1年目S.M(H30年神戸大学卒業)

 はじめまして、初期研修医1年目のS.Mと言います。私は智辯学園和歌山高校出身で、大学は神戸大学です。今回「初期研修医の声」を書くということで研修を振り返ってみると半年もたっていることに驚かされました。そのくらい新しい環境で充実した毎日が過ごせているのかなと思います。1年目を半分終えて、実際の研修を振り返りながら北播磨総合医療センターの魅力について話していきたいと思います。  

 まず、この半年ローテートした科についてですが、循環器内科(1.5か月)→救急科(1か月)→脳神経外科(1か月)→脳神経内科(1.5か月)→救急科(1か月)と経験してきました。私は志望科が内科としか決まっておらず、内科がしっかりしている病院に行きたい!というのが北播磨を志望した理由の1つだったのですが、実際働き始めてから、どの科も熱心に指導してくださる先生がいてくださり、とても日々勉強になっているなと感じています。
 例えば循環器内科では毎週心電図の講義があったり、カテーテルやアブレーションでわからないことがあればいつでも教えてくださり、脳神経内科ではエコーをするときやt-PAを使用するときなどは「これから〇〇するよ」と知らせてくださったり、脳梗塞の患者さんが来たとき治療選択などでわからないことがあったりしたら丁寧に教えてくださったりと、どの先生も優しく熱心でとても研修医が学びやすい環境だと感じました。

  今回内科志望ということでローテートした内科について触れましたが、もちろんその他の救急科や脳神経外科でも同じように熱心に教えていただきました。  
 研修医になるにあたり不安なことの一つに当直があったのですが、北播磨総合医療センターの当直は研修医に加えて主に内科当直医、外科当直医、神経系当直医の先生がいて、必ず相談できる体制にあるのですごく安心感があります。かといって上級医に任せっぱなしではなく研修医がファーストタッチをするので、エコーをしてみようとか、この検査をしてみようとか自分で考える力もつけることができます。
 また、当直明けや救急の仕事終わりには、「こういう患者さんいたけど、どうなったかな」と経過を追ったり、「この所見おかしいと思ったんやけど、なに検査すればよかったかな」など気になった症例について医局で同期とで熱い(?)議論を交わしたりするのも学ぶモチベーションになっています。

 「研修でここはちょっと…というところはないですか?」と聞かれたこともあるのですが、本当に少し田舎なことしか思いつかずに困りました(笑)。そのマイナスポイントも、神戸や大阪までは車で1時間前後しかかからないのですぐ買いものに行けますし、みんなで本を買いに行ったり、ご飯を食べに行ったりすることが逆に楽しみになっています。
 いろいろお話しましたが、もし私や他の「研修医の声」を読んで北播磨の研修にちょっとでも興味がでてきましたら、ぜひ一度見学にきて実際の雰囲気を味わいに来てください!みんなでお待ちしています!