令和元年度

初期研修1年目N.N(R1年島根大学卒業)


 はじめまして、北播磨総合医療センター研修医1年目のN.Nと申します。
島根大学出身で、神戸大学たすきがけコースで研修させていただいています。早いもので春に小野市に来てからもう10ヶ月がたち、研修医生活にも慣れきた今日このごろです。そこで今回はいままでの研修医生活を振り返って、当院の魅力について書いていこうと思います。


<研修について>
 私はいままで救急科、麻酔科、消化器内科、脳神経内科、脳神経外科、総合内科・老年内科、糖尿病内分泌内科合同をローテートしました。まず、どの科も上級医の先生にとても熱心に指導していただけます。しかも当院では医局が科ごとに分かれていないので、上級医の先生にコンサルトもとてもしやすく、分からないことがあればすぐに相談できる環境が整っています。初めはカルテの使い方すら分からず、ひっきりなしにコンサルしていましたが、何でも快く教えて頂けて有り難かったです。また、一人一人にデスクとパソコンがあるのも研修医にはとても有り難いです。自分のデスクで快適にレポートやカルテを書けます。
 どの科もとても勉強になるのですが、特に、脳神経外科と脳神経内科は“脳神経ユニット”として連続して研修することが可能です。私も興味があり脳神経ユニットを選択させて頂いたのですが、神経系を考えている人(特に脳外科)にはかなりお勧めだと思います。脳卒中は症例によって内科的治療を行う場合も外科的治療を行う場合もあり、それを救急外来でのファーストタッチから研修でき、しかも症例も豊富です。2.5ヶ月間ですが、とても充実した日々を過ごせました。
 あと救急についてですが、当直は月2~3回です。研修医が多いこともあってそれほど多くはありませんが、救急車は1日平均10台程度で軽症なものから、緊急入院になるものまで幅広く診療できます。必ず上級医の先生に上について頂いて診察をすることになるので安心です。


<生活について>
 北播磨総合医療センターは5年前にできた病院で設備はとてもきれいです。研修医はほとんど皆病院に隣接した宿舎に住んでいます。しかも去年1棟宿舎が建ったので、私たちは新築の宿舎に住んでいます。私は小野に来てから初めて浴室乾燥の便利さを知りました。また、研修医はみな同じ場所に住んでいるおかげか、お互いすぐに仲良くなれます。夜遅くまで飲んでも帰る場所は一緒です(笑)。
 一つ難点があるとすれば、北播磨総合医療センターは小野市と三木市の市境にある病院で、小野、三木の市街のいずれからも距離があります。生活に車は必須です。ただ、車さえあれば生活に困ることはなく、私も今では運転に慣れて車でどこへでも行ってしまうようになりました。


 思いつくままに書き連ねてしまいましたが、恵まれた環境でバランス良く研修できるのが当院の一番の魅力かと思います。私は神戸大学のたすきがけコースで4月にはこの病院を離れることになりますが、まだまだこの病院で研修がしたかったと思ってしまいます。ほかにも文字にはできない良いところがたくさんあります。ぜひ一度見学に来て下さい。お待ちしています。