初期研修医の声

初期研修1年目R.A(R3年香川大学卒業)

 はじめまして。研修医1年目のR.Aです。
 私は神戸大学のたすきがけのプログラムで北播磨総合医療センターにお世話になっています。早いもので医師になりもうすぐ1年が経とうとしています。この1年間を振り返りながらここでの研修生活について少し紹介させていただきます。

〈研修について〉
 私は1年目でローテーションできる診療科の豊富さと研修医の人数の多さでこの病院を選びました。大学病院並みに診療科が揃っており、志望科に迷っている人はもちろん、決まっている人にとっても魅力的なのではないかと思います。
 私は内科4つ(脳神経内科、総合内科・糖尿病内分泌内科、循環器内科、呼吸器・血液腫瘍内科)と外科系2つ(脳神経外科、一般外科・乳腺外科)、救急科、小児科をローテートしました。どの科でも言えることは指導医の先生方が熱心に指導してくださいます。また手技に関しては担当症例以外でも手技がある時は呼んでもらい、実際に経験する機会を積極的に設けていただきとても勉強になりました。
 学会発表の前は内容やスライド作りの指導はもちろん、予演会も行なって頂きました。発表の準備は大変なこともありましたが、得るものは多く自分の力になったと思います。

 医局には1人1台のカルテがあり、いつでもカルテや発表のスライドを作ることができるのでとてもありがたく恵まれていると実感します。研修医室はありませんがローテート中でなくても気軽に質問や相談に行ったり、医局で上級医の先生方と雑談できたりといった良さもあります。

〈生活について〉
 歩いて30秒の距離に職員用の宿舎があり、雨に濡れることなく出勤することができます。そんな近い距離に宿舎があると呼び出されたりするのではないかという懸念もありましたが、オンオフが曖昧になることはなく快適に過ごすことができました。むしろ広くて綺麗でお家賃は27000円だし、当直明けにすぐ帰ることもできるし、朝もギリギリまで寝ることができるのでとてもお気に入りの宿舎でした。

 他の方も書かれていると思いますが、周辺は田舎で車がないととても不便です。普段の買い物は近くのイオンですませ、休日には車で三宮や加古川に買い物に行くこともありました。田舎であることは間違いないですが、周辺には美味しいご飯屋さんもあり車さえあれば生活に困ることはありません。

〈最後に〉
 この病院の魅力はなんといっても雰囲気の良さだと思います。私は病院見学に来ることなくこの病院に決まったので、実際に働くまでは正直不安もありました。しかし、素晴らしい同期に恵まれ、熱心に指導してくださる上級医の先生方やコメディカルの方々と出会うことができ、この病院で働くことができて本当に良かったと思っています。
 研修先を決める上で病院の雰囲気はとても大事だと思うので是非見学に来てください。
 最後まで読んで頂きありがとうございました。少しでも参考になれば嬉しいです。