専攻医の声

専門研修3年目 M.Y(平成28年卒)

 皆さま、こんにちは。

 この場をお借りして、北播磨総合医療センターの内科プログラムの専攻医として、自身の経験をお伝えしたいと思います。 私は北播磨総合医療センターで2年間の研修生活を終え、そのままリウマチ・膠原病内科志望で北播磨総合医療センターの内科プログラムに所属、専攻医1年目は北播磨総合医療センターで内科全科をローテートし、2年目は外病院で西脇病院、加古川中央市民病院、神戸大学医学部附属病院をローテートすることになりました。

 専攻医1年目のローテートについてはH.O先生の記載をご参照いただき、今回私は専攻医2年目として派遣された連携施設である西脇病院での研修をご紹介します。

 私は3年間、北播磨総合医療センターから出たことがなく、当初は初めての外病院で緊張と不安が強かったですが、西脇病院は北播磨総合医療センターよりもさらに市中病院らしく、とても馴染みやすい病院でした。各科の敷居も低く、医局でどの科の先生にも何でも相談しやすい環境です。私はリウマチ・膠原病内科志望として赴任しましたが、実際の業務内容は一般内科医として何でも診る必要があり、周りの先生に相談しながら様々な疾患を診る機会に恵まれました。そのままリウマチ・膠原病内科に進んでしまっていたら決して経験することのなかった疾患を学ぶことができ、”全身を診る“必要のあるリウマチ・膠原病内科医として貴重な半年間を過ごすことができました。また、専門家の先生が限られているために、一人の患者様を臓器ごとではなく、一人の患者様として全体を診る必要があり、今までは臓器ごとに患者様を診てしまっていたことに気づくことができました。また、今までの病院では当たり前だと思っていたことが全く当たり前ではなく、気づくことができたことも沢山ありました。

 当初は内科新専門医制度が始まったことで、後期研修から専門分野に進めないことを理不尽に思っていましたが、いざ各科や他病院をローテートしてみると、学ぶことも多くあり、今となってはよい経験をさせていただけたと思っています。

 今後も内科に進む先生方は制度の変更に翻弄されることもあるかと思いますが、置かれた環境でとりあえず頑張ってみれば学ぶことも沢山あると感じました。

 充実した連携施設をもち、内部の診療科も充実している北播磨総合医療センターの内科プログラムは自信をもっておすすめすることができます。どの病院の内科プログラムに進むか悩まれている先生方、ぜひ一度当院に見学にいらしてください。