専攻医の声

専門研修3年目 H.T(令和2年神戸大学卒)

 北播磨総合医療センターで呼吸器内科を専攻として、内科専門研修プログラムで研修をさせていただいております。
 私は、初期研修の2年間に引き続いて、内科専門研修も北播磨総合医療センターを主軸に行わせていただくこととなりました。慣れ親しんだ施設の方が安心して、内科専門研修ができると考えたのも事実ですが、北播磨総合医療センターは、内科領域において幅広い診療科が揃っており、地域の中核病院として多彩な症例を経験できることから、内科専門研修の環境としてはもってこいであると思い選択しました。

 専攻医1年目は呼吸器内科:6ヶ月、糖尿病内分泌内科:2ヶ月、循環器内科:2ヶ月、脳神経内科:2 ヶ月をローテートしました。2年間の初期研修を終えたとはいえ、主治医として責任をもって診療を行うことは怖さを感じていました。しかし、どの診療科でも知識と経験が豊富な先生方のご指導のもと、安心して丁寧な診療に努めることができたと思います。この1年間で内科医として、呼吸器内科医として、自身でできることを増やしていくことができたと思っています。
 専攻医2年目は、外部病院での研修となり、私は西脇病院、兵庫県立がんセンターで勉強をさせていただきました。西脇病院では内科のなかで診療科が細かく分かれておらず、幅広く内科診療を行う力を養うことができたと考えています。北播磨総合医療センターよりやや規模が小さいことから、転院搬送の必要性の判断なども実践で勉強できたのは僥倖でした。兵庫県立がんセンターでは、総合病院と異なり、「肺癌」に特化して勉強を行うことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
 専攻医3年目は、再び北播磨総合医療センターに戻り、呼吸器内科で1年間研修を行いました。専門外来枠もいただけて、実践での外来経験を積むことができました。また、呼吸器内科専門医取得に向けて、論文の作成もご指導いただきました。医師としてのレベルアップやキャリアアップに向けて、着実に経験を積むことができたと感じています。

 北播磨総合医療センターは、経験豊富な先生方からの丁寧なご指導と、実地での有意義な診療経験の両方を得られる病院だと思います。私は北播磨総合医療センターを内科専門研修の施設として選んで良かったと思います。