かかりつけ医とは
日ごろからの健康相談や病気の初期治療、慢性疾患の治療、緊急時すぐに相談できる地域の診療所やクリニックなどの身近な医師のことを「かかりつけ医」と呼んでいます。 「かかりつけ医」は、ご家族のみなさんの日常的な病気の予防と、治療・健康管理を親身になって考え、病状に応じて、入院や検査が必要であると判断した場合には、適切な病院の診療科を紹介します。 ぜひ「かかりつけ医」を持つことをお勧めします。
これからの地域医療連携と「かかりつけ医」の役割
~「病院完結型医療」から「地域完結型医療」へ ~
一昔前は、患者さんの病気やけがは設備の充実した大病院で診てもらい、ひとつの病院で治療を終えるという「病院完結型医療」が中心でしたが、大病院に患者さんが集中すると、救急患者さんや重篤患者さんの対応に支障をきたす事態となります。また、医療技術の進歩に伴い医療の高度・専門化が進むとともに、患者さんのニーズも多様化してきたことなどから、最近では、日々の病気やけがの治療は近くの医療機関(かかりつけ医)で行ってもらい、高度な検査や専門外来、入院治療、救急医療は、地域の中核病院(北播磨総合医療センター)が担い、お互いの医療機関が専門とする部分を連携し、最適な医療サービスを提供する「地域完結型医療」に移行しつつあります。
このように、ひとつの病院で初診から治癒までを担うのではなく、地域の医療機関が連携を図り、それぞれの医療機能を活かして、地域全体でよりよい医療を提供していくため、患者さんを紹介し合う仕組みが「地域医療連携」です。
「かかりつけ医」からの紹介状があると
- 初診でもFAXで診療予約ができ、受付や診療の待ち時間が短くなります。
- 診察する前から、患者さんの病気の様子や経過がわかり、検査や治療がスムーズになります。
- 「かかりつけ医」で行った検査結果などがわかり、検査の省略ができます。
- 現在投与されている薬やアレルギーなどの重要な情報がわかり、安心安全な医療につながります。
- 初診時選定療養費(医科7,700円税込み、歯科5,500円税込み)(注)の負担がありません。 ※R4.10現在
※FAX予約は患者さんからはできません。「かかりつけ医」にお願いしてください。
初診時選定療養費の詳細
◆「かかりつけ医」をお探しになる場合は、まずは担当医や看護師にご相談ください。地域医療連携室でもお手伝いします。