腎臓内科では、原発性・続発性糸球体疾患(腎炎・ネフローゼ症候群)、保存期慢性腎臓病教育及び管理、水・電解質・酸塩基異常、血液透析、急性血液浄化療法まで幅広く対応しています。平成27年4月1日より腎臓内科医常勤となり、北播磨医療圏のCKD医療に貢献できるよう、以下の体制を構築しました。
今後、患者さんとの関係、院内外の医療従事者との意見交換を大切にしながら、患者さんが正しくご自身の病気を理解し、治療に参加できるように心がけていきたいと思います。
当科へご紹介いただく際は、以下の書式をご活用ください。
腎臓内科 主な診療件数 | ||||
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診療内容 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 | 2019年度 |
経皮的腎生検 | 25例 | 30例 | 33例 | 24例 |
血液透析導入 | 45例 | 55例 | 50例 | 40例 |
腹膜透析導入 | 1例 | 4例 | 6例 | 4例 |
1日外来患者数 |
25.6人 | 26.6人 | 26.0人 | 26.6人 |
目的
腎代替療法が必要な際に、正しい理解の上、適切な腎代替療法選択が行えるように、看護師より血液透析・腹膜透析・腎移植に関する情報提供を行います。
外来診療日程
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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12:00~12:30 | 1名 | ||||
12:30~13:00 | 1名 | ||||
14:00~14:30 | 1名 | 1名 | 1名 | ||
14:30~15:00 | 1名 | 1名 | 1名 |
慢性腎臓病(CKD)の患者さんは複数の医療機関から薬を処方される事が少なくありません。薬剤処方の際、適切な用量用法で処方されているかどうか、処方箋薬局で調剤して頂く際に簡単に分かるように、全国的に「CKDシール」が使われてきています。
神戸大学病院腎臓内科は兵庫県CKD連携対策協議会と協力して、CKDシールを作成しており、同病院腎臓内科と関連のある北播磨総合医療センター腎臓内科でもシールの運用を実施しております。
当院でお薬手帳にCKDシールを貼付した患者さんが、他の医療機関を受診された場合は、診療上ご配慮くださいますようお願い申し上げます。
まず「腎臓内科医の判断で貼る」という運用で開始し、何か問題が起きないか確認しながら運用方法の最適化を図る計画でした。いつくかの医療機関からご要望があり、今後はCKDシールをご希望の医療機関へご提供をさせて頂く所存です。
CKDシールをご希望の先生方はお問い合わせへご連絡ください。
初期臨床研修においては、将来いかなる分野の医師となっても必要な腎臓学臨床の習得を目標としています。特に、水・電解質代謝の基礎知識と輸液療法、そして、腎機能障害合併症例や透析患者への基本的対応(合併症の管理、投薬)を中心に、よき臨床医となるための基礎を身に付けます。
病棟を中心として研修を行いますが、透析・他科からのコンサルト(急性腎障害、電解質異常、高血圧管理、腎不全患者の周術期管理など)にも積極的に関わることで腎臓内科的視点を身に付けます。希望者は血液浄化療法(持続血液浄化療法、血漿交換療法など)について系統的に研修します。
当科では、内科の総合的診療能力を持った腎臓内科医の育成を目標とし、腎臓内科のあらゆる分野について実践的診療能力とその学問的基礎を習得することを目標とします。また、水・電解質代謝・輸液・腎機能障害・透析患者への基本的対応などの腎臓内科の知識のみでなく、プライマリ・ケア、集中治療管理、患者・医療スタッフとのコミュニケーション能力など、医師としての重要な資質を身につけることも研修に含みます。目的意識を持って研修を行って頂くために、研修前に腎臓内科において何を学びたいかなど達成目標を設定し、研修の最後に医長と話し合う機会を設けています。
当科では、臨床の実践から学ぶOn the jobトレーニングでの研修から多くを学ぶことをモットーに考えています。病棟主治医として患者を受け持ち、自信をもって腎臓領域を中心として全人的な診療ができるようにサポートしていきます。また当科は屋根瓦方式での教育を主体とし、Everybody Teacher, Peer Teachingのスタイルでの研修を行います。
IgM陽性形質細胞浸潤が主体の尿細管間質性腎炎患者の免疫組織学的解析と臨床的特徴の検討(腎臓から全身まで)(令和6年1月18日承認)
氏名 | 補職名 | 卒年 | 資格等 |
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後藤 公彦 (ごとう きみひこ) |
主任医長兼診療科長 血液浄化センター長 |
2008 |
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能瀬 勇馬 (のせ ゆうま) |
医長 | 2014 |
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藤本 千恵 (ふじもと ちえ) |
医長 | 2016 |
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中 智孝 (なか ともたか) |
医員 | 2018 |
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安達 尚吾 (あだち しょうご) |
専攻医 | 2022 |