栄養管理、給食管理、栄養食事指導を通じて、創傷治癒促進、患者様のQOLの向上や退院後の食生活改善につながるサポートを行っています。
常勤 7名 委託給食会社
入院中は、主治医の指示に基づき、疾患に応じた食事を提供しています。
病棟担当管理栄養士は、食事の形態があっていない、食事の摂取量が落ちているもしくは少ない患者さんには個別に対応し、食事の内容を調整しています。
栄養管理室では、安全で安心でおいしい食事を患者さんに提供できることを目標に、スタッフ一同努力しています。
①食事の対応
◇嚥下食
嚥下調整食分類2021(日本摂食嚥下リハビリテーション学会)に基づいた食事を提供しています。
嚥下食0(開始食)、嚥下食1(ゼリー食)、嚥下食2(ミキサー食)、嚥下食3(ソフト食)、嚥下食4(移行食)が食種としてあります。患者さんの嚥下状態に合わせた食事を提供しています。
◇個別対応食
病気の影響や治療の副作用等で食事の摂取量が少なく、栄養量が不足している場合には、食べやすい料理や献立の調整をしたり、補食の提案を行っています。
また、褥瘡や傷がある患者さんに対しては、治癒を促進するために適切な栄養補助食品を付加しています。
◇食物アレルギー対応
食物アレルギーのある患者さんに対しては、食物アレルギーの原因となる食品を除去した食事を提供しています。小児に対しては、アレルギー問診票により、アレルギー情報を把握し、食事を提供しています。
食事の内容(一例)
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
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選択食用紙を配布 | 回収 | 選択食を提供 |
行事食(一例)
病棟担当管理栄養士が、入院患者さん全員の栄養アセスメントを行い、栄養状態改善の必要な患者さんに対しては、必要に応じて食事変更などの提案を行っています。
必要に応じて病室訪問を行い、患者さんの食事の摂取状況などを確認し、患者さんの状態に応じた食事を提供するよう努めています。
カンファレンスに参加し、他職種との情報共有や連携を図っています。
また、ICUでの早期栄養介入管理を行っています。
NSTは、入院患者さんの栄養改善のために医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、臨床検査技師などで構成されたチームです。褥瘡や周術期等により特別な栄養管理の必要な低栄養患者さんに対し、栄養状態の評価、栄養状態改善、病態に適した栄養管理などについて多職種で検討し、主治医に提言しています。週1回カンファレンス・回診をしています。
糖尿病、腎臓病、心臓病、がんなどの各種病態に応じた食事や栄養摂取方法について、食事療法が必要な患者さんに対して、主治医の指示に基づいた個別栄養食事指導を行っています。
予約制となっておりますので、主治医の先生にご相談いただき、予約をお取りください。
当医療センターでは、災害時等、通常の食事提供が困難となった場合に備えて入院患者さん向けに3日分の食料品を備蓄しており、賞味期限前に余裕を持って定期的な入れ替えを行っています。その際に発生する食料品を、病院食の一部としてや病院フェスタ等に活用することで食品ロス削減に取り組み、SDGsに貢献いたします。
ご理解のほどよろしくお願いします。