【医療処置(輸血含む)や検査等の「同意」を拒否される場合の当医療センターの対応方針】
2024年6月作成 北播磨総合医療センター
★小児における医療処置(輸血含む)や検査等の「同意」を拒否される場合の当医療センターの対応方針
患者・保護者・代諾者※1の同意の有無にかかわらず(確認ができていない場合を含む)、生命の危機を回避するための緊急の医療処置(輸血含む)を最優先して行います。
この方針に納得いただけない場合は、他院での治療をお勧めいたします。
〈生命・身体に危険がおよぶ状態ではない時〉
◆当医療センターで代わりの医療処置・検査が可能か検討します
*可能 →代わりの医療処置・検査を行います
*不可能 →セカンドオピニオンを含めた他院への受診(転院)をお勧めいたします
〈医療処置(輸血含む)を行わないと生命・身体に危険がおよぶ状態(緊急時)である時〉
◆当医療センターで代わりの医療処置が不可能な場合
他院への受診(転院)をお勧めいたします
◆当医療センターで代わりの医療処置が不可能且つ他院への受診(転院)も難しい場合
1)15歳以上(中学生を含まない)18歳未満で意思表示が可能な場合
*代諾者の同意なし →本人の同意があれば医療行為を実施します
*本人の同意なし →代諾者の同意があれば医療行為を実施します
*両者の同意なし →医療ネグレクトとしての対応※2の検討に入ります
2)15歳未満および15歳以上(中学生を含まない)であるが、意思表示が難しい場合
*代諾者の同意なし →医療ネグレクトとしての対応の検討に入ります
※1 「代諾者」:
親権者や監護者等、患者の代わりに説明を受け、承諾する方
※2 「医療ネグレクトとしての対応」:
児童相談所への通告、警察への通報等、関係法規・行政指示に従って対応
当医療センターでは、高校生・大学生・社会人等社会的属性を問わず18歳以上を成年として対応致しますが、成年においても侵襲的治療・検査・処置に関しては、ご家族も十分に理解されている状況が望ましいとの方針から、患者以外の家族・代諾者の同意についても、原則、求めておりますのでご了承ください。