公立病院は、地域における基幹的な役割を担う病院として、地域医療において重要な役割を果たしてきましたが、医師不足に起因する診療体制の縮小、それに伴う患者数の減少等により、経営環境は厳しくなる中、国の要請により「公立病院改革プラン(平成21~25年度)」を策定し、経営改革に取り組んできました。
この取り組みにより経営形態の見直しや黒字病院の増加など一定の成果を上げているものの、医療を取り巻く環境は厳しく、人口減少や少子高齢化の急速な進展により、医療需要が大きく変化することが見込まれ、地域ごとに適切な医療提供体制の再構築に取り組み、地域における良質な医療を確保するため、引き続き、改革を継続する必要があります。
このような中、当医療センターは国の再編ネットワーク化の推進を受け、大学との連携による先駆的な取り組みにより三木市と小野市の両市民病院を統合し、平成25年10月開院以降、順調に医師や看護師等を確保し、高度先進医療等を提供する地域の基幹病院としての役割を果たしています。
このたび、より一層の経営効率化を図り、安定した持続可能な病院経営を行うため、平成27年3月に総務省が策定した「新・公立病院改革ガイドライン」に沿って、兵庫県の地域医療構想も踏まえ、当医療センターとしては初めての改革プランを策定しましたので次のとおり公表いたします。
《資料》
・北播磨総合医療センター改革プラン (概要版)
・北播磨総合医療センター改革プラン (全 文)
平成29年度の診療単価など収支実績が目標を大きく上回るとともに、平成30年度診療報酬改定等により診療単価の増額が見込まれるため、平成29年度実績をベースに数値目標の改定を行いました。
また、改革プラン評価委員会のご意見に基づき評価項目を追加しましたので、次のとおり公表いたします。
《資料》
・北播磨総合医療センター改革プラン (数値目標改定)
平成28年12月から令和3年7月にかけて、10回の評価委員会を開催し、改革プランの実施状況の点検及び評価を行いました。
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