看護部紹介

 

ごあいさつ

副院長 兼 看護部長
認定看護管理者
関口(せきぐち) 靖枝(やすえ)

先を見越した看護を実践する

三木市と小野市の市民病院が統合して早10年、この間、様々な困難があり、ジレンマに苦しみながらも、患者さんにとって本当に必要な医療・看護は何か、最善を常に考えながら、看護実践してきました。

今後も、災害や新興感染症など、予測困難なことが待ち受けているかもしれません。
しかし、どのような状況であろうと北播磨圏域の急性期医療を担い、その役割を果たしていくために、看護職員一人ひとりが常にブラッシュアップして、刻一刻と変化する状況の中でもしなやかに「先を見越した看護」を実践していきます。
そして病院の中だけに止まらず地域の皆様にも視野を広げ、「自分のできること」を精一杯考えながら地域医療に貢献してまいります。





 

看護部の
理念と方針

あなたの看護の夢、大切に育てます。

私たちはプロフェッショナルとして、患者さんを大切にする「こころ」を育み、専門的知識と熟練した技術で信頼と感動の看護を実践します。
また、チーム医療を推進するために、多職種とも信頼し合い、感動し合える看護部づくりを目指していきます。


患者と医療人を魅きつける
マグネットホスピタル

看護部理念

患者さんの尊厳を守り、信頼と感動の看護を実践します


看護部基本方針

  1. 専門職者としての責任と誇りをもち、安全で質の高い看護を実践します
  2. 地域との連携を深め、シームレスな看護を実践します
  3. "やりがい"をもって、働き続けられる魅力ある職場をつくります

看護部の魅力

一人ひとりの看護師が培ってきた力と経験を結集し、多職種と連携しながら新しい看護部の歴史を創っていきます。





 

救急・放射線室

当院は二次救急対応救急告示病院となっており、地域の基幹病院として24時間体制で、内科、外科系および神経系の診療を行っています。救急室と放射線室スタッフが協働し、専門的な治療を全スタッフが担当します。そのため、平日日中だけでなく、夜間・休日も脳卒中や急性心筋梗塞など緊急性の高い治療に呼び出し制ではなく、勤務者が担当し迅速に対応しています。また、日本救急看護学会が認定しているトリアージナースを中心に、緊急度判定が適切に実施できるよう研修会の開催や、ICLSやAHABLS、ACLS、ITLSなどのコースに積極的に参加しています。

放射線室で行っている検査・治療には苦痛や不安・緊張が伴います。内視鏡技師やINE看護師を中心に専門的知識や技術の向上に努め、安全で安心して検査・治療を受けていただけるよう看護を提供しています。

放射線治療では、専属看護師を配置し、放射線治療を受けられる患者さんの副作用症状の予防や緩和、セルフケア支援を行い、より専門性の高い看護実践を行い、安全で安楽な治療環境が提供できるよう取り組んでいます。

また、2023年度より、救急室に救急救命士を配置し、救急患者さんの受入・診療を円滑に行うために医療チームの一員として活躍しています。  

 

 

1階外来

1階外来は20診療科があり、1日約700名の患者さんが受診されています。

地域の中核病院で、急性期医療を担っており、専門性の高い治療が行われています。治療が安全に安心して受けられるように、看護師は専門的な知識、技術の習得に日々奮闘しています。

私たち外来看護師には生活の場と治療の場を繋ぐ大切な役割があると考えています。

受診された患者さんの思いや気持ちを汲み取り、生活背景を伺い、多職種と連携し、治療に必要な療養が継続できるように支援したいと思っています。

当院を受診してよかった、相談してよかったと感じていただけるようなケアを目指しておりますので遠慮なく声をかけてください。

 

 

2階外来

2階外来には、歯科口腔外科、産婦人科、皮膚科、形成外科、眼科、泌尿器科、緩和ケア内科の7診療科と化学療法センター、2階中央処置室があります。

患者さんが安全に安心して診察・検査・治療が受けられるよう、日々多職種と協働して専門性を発揮しながら看護を提供しています。また助産外来や母乳外来、にこにこ外来、排尿ケア外来、フットケア外来などの看護外来も開設し、患者に寄り添いながらセルフケア能力を高め、継続して住み慣れた地域で日常生活が送れるようサポートしています。

 

 

手術・滅菌材料室

手術室は大小9室とアンギオ室1室があり、全身麻酔、局所麻酔あわせて年間5,000件、月400件以上の手術を行っています。また、地域の基幹病院とし24時間体制でハイリスク症例や緊急手術などの受入れを行っています。その中で「0ゼロの看護=手術・麻酔侵襲以外何もトラブルを起こさない」を目標に手術チームの一員として医師や他職種と連携を図り看護を提供しています。

常に患者さん中心の看護であることを意識し、術前、術後訪問の実施や術中の患者さんの苦痛の軽減に取り組んでいます。また、手術室看護師として「安心・安全な手術が提供」できるよう専門的知識、技術の習得にも努めています。

滅菌材料室では委託業者と連携を図り、患者さんに安全な器材を提供するために、滅菌の質保証に力を入れています。

 

 

血液浄化センター

入院患者さんの血液透析や腹水濾過濃縮再静注法、白血球除去療法、血漿交換療法など多岐にわたる血液浄化療法を行っています。

数時間におよぶ治療の間、患者さんの身体的苦痛や不安などを理解し、安全で安楽な血液浄化療法が受けられるように、腎臓内科医師、臨床工学技士と共にチーム医療を実践しています。

血液透析導入となった患者さんには入院中に食事指導などを行い、維持透析を受ける施設と連携しています。

また腹膜透析外来にも携わっており、在宅で透析治療をされている患者さんの生活上の不安や疑問が解決できるよう一緒に考え支援しています。

 

 

ICU(集中治療室)

全身管理が必要な重篤な患者さんのケアを24時間体制で行っています。
患者さんの症状や生体情報モニターの数値からアセスメントを行うことで重篤化を回避し、治療効果が最大限発揮できるよう多職種と協働しながら看護を実践しています。
また、症状や治療、環境などによる様々な苦痛が緩和するよう介入を行っています。特に、患者さんの痛み・不眠・不安に対し、患者さんの声や思いに耳を傾け、安心して過ごせる環境作りに取り組んでいます。

 

 

HCU

HCU(High Care Unit)は、集中治療室と一般病棟との中間に位置する病棟です。多種多様な科の患者さんが入院されるため専門的で幅広い総合的な知識や技術が必要とされています。
重症病棟ですが、患者さんや患者さんのご家族の思いや希望を聞き、気持ちに寄り添った丁寧な看護ケアができるように取り組んでいます。また、患者さんに安心と安全なケアを届けることができるように、知識や技術の習得に励んでいます。

 

 

緩和ケア病棟

がんによる身体や気持ちのつらさが和らぎ、その人らしい生活を送っていただけるように寄り添い、安らぎが得られるようケアを実践しています。
患者さんの大切な時間を一緒に過ごさせていただけることに感謝し、「ここに入院してよかった」と安心し満足してもらえるケアが提供できるように、スタッフ一同スキルアップを重ねています。また、患者さんやご家族の心の支えとなれるようにアプローチをさせてもらっています。
「大切なあなたが 生きることを 支えたい」をモットーに、緩和ケア病棟にはその頭文字を取った「太陽の庭」「彩りの庭」「サライの庭」があり、季節に彩りを添えています。
スタッフ一人ひとりの心にも花を咲かせ、感性豊かな看護ができるように取り組んでいます。

 

 

4階西病棟

4階西病棟は小児科、泌尿器科、眼科、歯科口腔外科、糖尿病内科の患者さんが主に入院されています。
小児は子どもの気持ちを尊重した看護を大切にし、今後の成長発達によい影響を与えることができるような看護を目指しています。
成人は患者さんを一人の生活者として捉え、いのち・暮らし・尊厳をまもり支え、入院中だけでなく安心してもとの生活に戻って頂けるよう地域と連携をとり、つなぐ看護実践に取り組んでいきたいと考えています。
私たちは、患者さんが落ち着いた気持ちで療養でき、幅広い年齢や発達段階に応じた看護を実践する中で、患者さんの思いを大切に看護ができるよう日々取り組んでいます。

 

 

4階東病棟

4階東病棟は女性専用の混合病棟です。産婦人科、乳腺外科、血液・腫瘍内科、糖尿病・内分泌内科、形成外科、泌尿器科、歯科口腔外科、眼科などの患者さんが入院されます。
産科では、妊娠、出産という人生の貴重な体験をすばらしいものにするため、女性が本来持っている「生み育てる力」を大切にし、その力を最大限に引き出せるよう、外来通院の時点から病棟助産師がサポートを行っています。分娩時は安全、安心を心がけ、きめ細やかな看護を提供しています。退院後も電話訪問や育児指導、地域連携を積極的に行っています。
周術期からリハビリ期、化学療法、ターミナル期など女性の一生を支える病棟であり多様化するニーズに対応できる助産師、看護師が求められます。そのため、お互いを理解し相互支援できる環境創りに取り組むとともに、一人ひとりを大切に支援しています。
「患者中心の看護」を合言葉に倫理観をもって看護を実践できるよう、日々“笑顔と思いやり”を心掛け、頑張っています。

 

 

5階西病棟

5階西病棟は、整形外科、消化器外科、消化器内科の患者さんが入院される混合病棟です。 主に手術や内視鏡検査などの治療が行われています。患者さんが安心して治療を受けられるよう術前や術後、リハビリ期などの段階に応じて、患者さん一人ひとりの状態に合った看護を実践しています。また、多職種と連携しながら患者さん・ご家族を専門的にサポートし、退院後の生活を見据えた支援に取り組んでいます。
看護師や介護福祉士、看護補助員が協働し、患者さんへ安心・安全な療養環境を提供すること、スタッフがやりがいを感じながら前向きな姿勢で働ける職場環境を作ることを大切にしています。

 

 

5階東病棟

5階東病棟は、消化器外科、耳鼻咽喉・頭頚部外科、形成外科、呼吸器内科の患者さんが入院される混合病棟です。主に、手術、化学療法、放射線治療、慢性呼吸器疾患の急性憎悪などの様々な治療が行われています。
入院時から、医師・薬剤師・療法士・患者総合サポートセンターと連携を図り、患者さんやご家族の思い描く退院後の生活に少しでも近づけるように支援を行っています。
また、安心して退院していただけるよう、患者さんの状況に合わせた指導を行い、多職種と協働し、 患者さん・ご家族に寄り添う看護を提供しています。
安心して治療を受けていただけるように、看護職としての責任を持ち、根拠のある看護実践ができるよう取り組んでいます。

 

 

6階西病棟

6階西病棟は、消化器内科、腎臓内科、リウマチ・膠原病内科、血液・腫瘍内科の患者さんが入院されます。
内視鏡治療や検査を目的とした患者さん、抗がん剤治療を目的とした患者さん、症状緩和を目的とした患者さん、透析患者さんが多く入院されます。安全に安心して治療が進められるよう管理するとともに、退院後の生活を考えた、患者さん個々に応じた看護を展開しています。退院後もそれらが継続できるよう多職種で、また外来、患者総合サポートセンターと連携しています。急性期から終末期までの幅広い看護展開を実践する中で「患者さんの思いを大切にできる看護師」を全員で目指しています。

 

 

6階東病棟

6階東病棟は、循環器内科、心臓血管外科、呼吸器外科を中心とした病棟です。心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、 大動脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症などの血管疾患、不整脈、肺疾患の患者さんが多く入院されています。
看護師は、検査や術前術後の看護、患者さんの苦痛の緩和に向け援助をしています。患者さんが退院された後も、ご自身で体調をコントロールできるよう、ご家族も含めてお一人お一人に応じた指導を行っています。
より良い看護、医療が提供できるよう看護チームカンファレンス、医師、理学療法士、薬剤師等と共に多職種カンファレンスを行っています。

 

 

SCU(脳卒中ケアユニット)

SCU(Stroke Care Unit)は脳卒中の急性期患者さんに最適な治療・看護・リハビリテーションを提供することを目的とした「脳卒中専門の集中治療室」です。発症直後より異常の早期発見を行いながら、患者さんの症状に合わせた日常生活動作獲得のためのリハビリテーションを行い、早期に社会復帰できるように多職種と連携しています。患者さんの思いを大切にし、安全で安心な治療や看護ケアの提供を目指し取り組んでいます。

 

 

7階西病棟

7階西病棟では、主に脳血管障害による意識障害や運動障害、失語などがあり、継続した支援が必要となる患者さんが入院されています。
患者さんやご家族が手術療法、放射線療法、化学療法などの治療やリハビリテーションに向き合っていけるように多職種と協働し、患者さんやご家族の思いを確認しながら看護を実践しています。患者さんやご家族が「今後の生活をどのように過ごしていきたいか」という思いを尊重し、症状に応じた日常生活動作の獲得に向けて支援をしています。早期からリハビリテーションを開始し、残存する障害の回復や、障害を持ちながら家族と共に生活の再構築をスムーズにしていけるよう地域の病院と連携を図っています。
入院生活を安心して過ごしていただけるよう、自己研鑽を忘れず、思いに寄り添った看護が提供できるように取り組んでいます。

 

 

看護キャリア開発支援室

看護キャリア開発支援室には、教育担当の看護師と専門看護師・認定看護師・事務職員が在籍しています。私たちは、看護部の職員が互いに学び共に育つこと(共育)を大切に、看護部職員への教育の支援や看護学実習の調整を行っています。また、専門看護分野においては、チーム活動への参画や患者さん・ご家族に関わる職員と協働し、看護を実践しています。
そして所属スタッフ全員が看護部職員のキャリアアップに向けて、相談しやすく学び合える環境作りを心がけています。





 

データで見る
看護部

看護部を見える化で詳しく見てみましょう

年代別割合(再任用含む)
 

タップオンマウスで内訳表示します。

  • 20代:
    46
  • 30代:
    20
  • 40代:
    16
  • 50代:
    17
  • 60代:
    1
  •  
令和5年12月1日現在
経験年数
12.9
助産師の人数
19
令和5年12月1日現在
年間平均
年休取得日数
12
令和4年度
育児休暇後の
復帰率
90.4
令和4年度