入院の手続き
- 入院の予約をされている方には、入院日の前日(前日が土・日・祝日の場合はその前日)にお電話でお知らせします。
- 入院当日は、指定された時間までに、入院受付へお越しください。入院手続き後に、入院病棟のご案内をします。
- 入院手続きには、以下の書類等が必要です。
- 診察券
- 健康保険証・公費受給者証・その他の医療証等(後期高齢・乳児・身障・難病等)(お持ちの方のみ)
- 限度額適用認定証(お持ちの方のみ)
- 退院証明書(他院から転院の場合)
- 感染症についての問診票
- 個人情報の取扱い及び残余検体利用に関する同意書
- 臓器提供に関する意思確認書(任意)
- 入院誓約書
- 個室使用料負担同意書(個室希望の方のみ)
- 患者情報用紙・アレルギー問診票
- 毎月1回保険証の確認をさせていただきます。また、保険証の変更・医療証の切替えや住所変更がありましたら、速やかに1階入院受付窓口(医事管理課)にご提示ください。
- 入院の取消し又は延期を希望される方は、必ず入院受付窓口(医事管理課)までご連絡ください。
- 食物・薬物等アレルギーがある場合は、入院前日までにお申し出ください。
入院時にご準備いただきたいもの
- ねまき(パジャマ)、下着、バスタオル、タオル
- 履き慣れた靴(スリッパではなく、運動靴など、かかとのあるもの・ゴム底で滑りにくいもの)
- 洗面用具(洗面器、歯ブラシ、ボディーソープ、シャンプー、髭剃りなど)
- はし、スプーン、コップ、水筒(ペットボトルの再使用は禁止)
- ティッシュペーパー、ビニール袋(洗濯物や使用ずみおむつを入れる)などの日用品
- 義歯ケース、義歯洗浄剤(日頃からご使用されている方)
- 紙おむつ(日頃からご使用されている方)
- 服用中及び使用中の薬とその説明書(おくすり手帳、薬剤情報提供書)
- 印鑑、筆記用具(ボールペン)、入院手続きに必要な書類
- 手術、検査など入院目的により準備するものが多少異なりますので、別途ご説明します。
- 入院用品は、ショップで販売をしております。また、入院セット(タオル・パジャマ・紙おむつ)のレンタルも行っておりますので、ご利用ください。
- お持ちいただいた物には、氏名をご記入ください。
現在服用中のお薬について
- 現在、お薬を服用中及び使用中の方は、入院時にそのお薬(当院及び他の病院で処方されたもの)と説明書(おくすり手帳、薬剤情報提供書)をすべてご持参ください。
- 入院中に他院でお薬の処方を受けたり、受診したりすることは原則できません。入院中に他院でのお薬や受診の必要が生じた場合は、主治医又は看護師に必ずご相談ください。
※ 入院中は、当院から処方されたお薬以外の服用は、主治医の許可を受けてください。
入院生活について
入院中にお守りいただく事項
- 入院中に医師・看護師等、病院職員の指示をお守りいただけない場合、病室や廊下での大声や他の患者さんのご迷惑になる行為・飲酒・暴言・暴力・セクハラ行為などがあった場合は、退院していただくなど厳正に対処させていただきます。(状況によっては、警察に通報します。)
また、ご家族や付き添い者等により同様の行為があった場合にも、患者さんと同じように対処させていただきます。
- 院内及び病院敷地内は、全面禁煙となっております。喫煙された場合は、上記と同様に退院などの対処をさせていただくことがあります。
- 治療上、また急性期病院としての病床の運用上、病室やベッドの場所を変わっていただくことがありますので、病院の指示に従ってください。
- はさみ・ナイフ等の刃物類及びライター・マッチ等の点火器は、持ち込まないでください。必要がある場合は、病院職員にお申し出ください。
- 病院の駐車場は、外来者用の駐車場となっております。入院中の方の駐車は、ご遠慮ください。
- 設備以外の電気製品の使用(例:パソコン・携帯電話充電器等)を希望される場合は、許可が必要ですので、病院職員にお申し出ください。
- 医師等からの説明をICレコーダー及びスマートフォン等で録音される場合には、事前にお申し出ください。
- 病院内及び敷地内でのカメラ撮影及び写真のSNS投稿は、患者さんのプライバシー保護のため禁止にしています。治療行為・医療者についても撮影しないでください。(発見時は、厳正に対処させていただきます。)
- 患者さんの状態確認のために、顔色・口唇色・皮膚色・爪床色等の観察が必要な場合があります。特に、マニキュア(ネイル)はクリアタイプも含め、末梢血酸素飽和度(SPO2)測定器による測定が困難となりますので、手指・足趾共、除去しておいてください。(付け爪・ジェルネイルは院内では除去できません。当日、処置や検査、手術を受けることができなくなりますので、事前に必ず外しておいてください。)睫毛エクステについても、治療によっては除去していただくことがあります。また、MRI検査は、アートメイクを施術されている場合受けることができませんので、事前にお申し出ください。検査・手術を受けていただくうえでの注意点は、その都度、職員より説明しますので指示に従ってください。
- 当院では、患者さんの安全確保及び急変時の迅速対応を目的として、館内一斉緊急放送を夜間でも行っております。また、モニター心電図や呼吸器のアラーム音に関しましても、病棟内のすみずみまで聞こえるように音量設定していますので、ご了承ください。
- 金品等の職員へのお心づかいは、固くお断りしております。
- 病院建物・医療機器の破損又は病院所有物への落書き等を行った場合、修繕費用を弁償いただく場合があります。
食事について
当院は、入院時食事療養(Ⅰ)の届出を行っており、管理栄養士によって管理された食事を適時(朝食:午前7時30分、昼食:午後0時、夕食:午後6時以降)、適温で提供しています。
- 入院時食事療養費の標準負担額について(1食につき)
70歳未満の方
区分 |
標準負担額 |
一般(住民税課税世帯) |
1食490円 |
住民税非課税世帯 |
過去12ヶ月の入院日数 |
90日以下 |
1食230円 |
91日以上 |
1食180円 |
70歳以上の方
区分 |
標準負担額 |
一般(住民税課税世帯) |
1食490円 |
住民税非課税世帯(低所得者Ⅱ) |
過去12ヶ月の入院日数 |
90日以下 |
1食230円 |
91日以上 |
1食180円 |
住民税非課税世帯(低所得者Ⅰ) |
1食110円 |
- お食事の時間は、以下のとおりです。
|
食事時間 |
食事キャンセル受付時間 |
朝食 |
7:30から |
前日の18:00まで |
昼食 |
12:00から |
当日の10:30まで |
夕食 |
18:00から |
当日の16:30まで |
- お茶は、コップに入れて食事と共にお配りします。また各病棟のデイルームに給茶機、4~7階のエレベーターホールに自動販売機を設置していますのでご使用ください。
- 当院では、水筒代わりのペットボトルの再使用を禁止させていただいております。これは、安全(耐熱性がないため熱いお茶を注ぐと変形・破裂の可能性あり)と感染予防のためです。
- 当院の食事は、治療の一環として医師の指示に基づき提供しています。
- 治療や検査などによっては、食事制限を行うことがあります。
- 食物アレルギー・禁忌のある方は、看護師までお申し出ください。
- 持ち込み食は、主治医の許可が必要です。看護師にご相談ください。特に生ものに関しては、食中毒の原因となりますのでご遠慮ください。
【外出・外泊時の食事について】
- 外出・外泊により食事がご不要の場合は、上記の時刻までに看護師にお申し出ください。
- 時間までにお申し出がない場合は、患者さんに食事費用をご負担いただくことになりますのでご了承ください。
シャワーについて
〔使用時間〕
9:00~17:00まで
- シャワーのご使用は、主治医の許可が必要です。
- シャワー中に気分が悪くなった場合は、呼び出しボタンを引いてお知らせください。
- 安全のため、職員がシャワー室内の確認をしますので、ご了承ください。
- シャワー、手洗い時には、お持ちのタオルを使用してください。
テレビ・冷蔵庫の使用について
- 床頭台に設置しているテレビ及び冷蔵庫をご使用される場合は、テレビカードが必要です。
- 冷蔵庫は、1回150円で24時間ご使用できます。(返金ができませんので、ボタンを押す回数にご注意ください。)
- テレビカードの自動販売機とカード精算機は、各病棟デイルームに設置しています。1枚1,000円で16時間40分ご使用できます。
- 不要になった場合は、カード精算機で精算できます。
- テレビを使用される方は、他の患者さんのご迷惑にならないよう、イヤホンをご使用ください。(イヤホンは、無料で準備します。)
※ブルーレイも視聴できます。
- 消灯時間は午後10時です。消灯後のテレビの使用は、同室患者さんの睡眠の妨げになるため、ご注意ください。また、早朝からのご使用はお控えください。デイルームのテレビも同様に午後10時以降のご使用はできません。共有の場所ですので、使用時は他の方のご迷惑にならないようテレビの音量調整をお願いします。
- テレビ、冷蔵庫の持ち込みはご遠慮ください。
公衆電話と携帯電話について
- 公衆電話は、各病棟のデイルームに設置しています。起床前や消灯後の使用は、他の患者さんの迷惑になりますのでご遠慮ください。
- 病院内での携帯電話の使用については、医療機器等に支障をきたす恐れがあるので、許可された場所以外でのご使用はお控えください。
- 携帯電話使用における患者さん同士のトラブルが増えています。マナーモードに設定していただき、大部屋や廊下での通話は極力お控えください。(個室と各病棟デイルームでは、ご使用いただけます。)
貴重品について
- 盗難防止のため、多額の現金や貴重品は持ち込まないでください。なお、現金や貴重品は、お預かりできません。
- 現金や貴重品は、床頭台のセーフティボックスに入れて保管してください。使用方法については、セーフティボックスの上に記載していますのでご覧ください。
- 現金や貴重品は、万一紛失・盗難などにあいましても、病院では一切責任を負いかねますので十分ご注意ください。
洗濯について
- 2階エレベーターホール前にコインランドリーがあります。(使用時間 6:00~22:00)
- ご使用の際は、現金もしくはテレビカードが必要です。
洗濯料金は1サイクル200円、乾燥料金は30分100円です。
- 終了後は、洗濯機・乾燥機内の衣類を速やかに取り出してください。
病室について
- 病室は4人部屋・個室・特別個室があります。病状により病床(入院階・病室)を移動していただく場合がありますので、ご了承ください。
- 安全確保のため、日中、カーテンを開けていただくようご協力をお願いします。
- 普通個室・特別個室の設備・料金につきましては、下記のとおりです。
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普通個室 |
特別個室 |
緩和ケア病棟 (特別個室) |
PHOTO |
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差額室料 |
7,700円 (9,620円) |
13,200円 (16,500円) |
7,700円 |
面積 |
12.44~ 16.04m2 |
16.32~ 18.32m2 |
17.81 ~ 18.66m2 |
アメニティー |
エアコン |
◎ |
◎ |
◎ |
洗面所 |
◎ |
◎ |
◎ |
テレビ |
◎ |
◎ |
◎ |
冷蔵庫 |
◎ |
◎ |
◎ |
トイレ |
◎ |
◎ |
◎ |
収納棚 |
◎ |
◎ |
◎ |
テーブル |
- |
◎ |
◎ |
椅子 |
◎ |
◎ |
◎ |
応接セット |
- |
◎ |
◎ |
シャワー |
- |
◎ |
◎ |
ミニキッチン |
- |
- |
◎ |
※表内の料金は税込みです。
※カッコ内の料金は、三木市又は小野市以外にお住まいの方の料金となります。
※普通個室ではテレビ、冷蔵庫の使用時にはテレビカードが必要になります。
リストバンド(識別バンド)の装着について
- 入院中の「患者さん間違い・取り違え」を防止し、安全な医療を提供するため、入院患者さん全員にリストバンドの装着にご協力いただいております。
- 患者さんの確認においては、可能な限り患者さんご本人からお名前をフルネームで名乗っていただくことで確認します。これに加えて、リストバンドで再確認をします。
- リストバンドには、患者さんのお名前、ID番号、生年月日及び性別を記載しています。入院中の手術・検査・処置・採血・注射・輸血・配薬などにおいて、医師・看護師・薬剤師・検査技師等の医療従事者が、リストバンドにより患者さんの確認をします。夜間、就寝中であっても必要時にはリストバンドを確認させていただくことがありますので、ご了承ください。
リストバンド装着の注意点
- ※はじめに、リストバンドに記載されているお名前に間違いがないかをご確認ください。
- ※入院期間中は、常に装着してください。手洗いや入浴時も装着したままでお願いします。
- ※水や洗剤で文字が消えることはありませんが、水分は拭き取ってください。
- ※手術や検査により、外すことがありますが、後で再装着していただきます。
- ※外出・外泊等で一時的に外すことを希望される場合は、病棟看護師にお申し出ください。
- ※リストバンドがきつい場合や、肌にトラブルが起きた場合は、速やかに病棟看護師にお申し出ください。
外出・外泊について
- 入院中の外出・外泊は、主治医の許可が必要です。事前にお申し出ください。許可なく外出・外泊されて、病状が悪化しても病院は責任を負えない場合があります。
- 外出又は外泊の許可を受けた方は、「外出・外泊許可願」を提出していただきます。
- 外出・外泊時は、治療の影響等により、突然の意識消失等の危険性があるため、運転はお控えください。
- お出かけのとき、お戻りのときは、看護師にお知らせください。事前に申し出なく外出、外泊等により食事をお召し上がりにならなくても、食事費用は患者さんのご負担となりますので、必ず食事キャンセル受付時間(食事について参照)までに看護師にお申し出ください。
- 売店等、病棟外に出られる場合にも、看護師にお知らせください。
※不在時、院内放送で呼び出しさせていただくことがあります。
付き添いについて
病状によりご家族が付き添われる場合は、主治医又は看護師にご相談ください。また、患者さんの安全管理上やむを得ない場合に、ご家族の方にご協力をお願いする場合がありますので、ご了承ください。
面会について
- 面会時間は面会についてをご確認ください。
- 患者さんに十分な安静と療養をしていただくと共に、治療や検査等に差し支えがないよう面会時間を定めていますので、ご協力をお願いします。
- 患者さんの病状等により、面会をお断りすることがあります。
- 患者さんが面会を希望されない場合は、お申し出ください。
- 感染予防のため、発熱・下痢・嘔吐等の症状のある方、流行性の病気にかかっている方やお子さん(15歳未満)同伴のお見舞いは、ご遠慮ください。新型コロナウイルス、風邪・インフルエンザ・感染性胃腸炎・はしか・水痘・おたふくかぜ・風疹等が病棟に持ち込まれますと、患者さんにとって重篤な状態を招くことになりますので、ご注意ください。
- 多人数での面会は、他の患者さんのご迷惑になりますので、ご遠慮ください。
- お見舞い用の花(生花・鉢植え・ドライフラワー)の病室への持ち込みは、ご遠慮ください。(感染やアレルギーの原因になることがあります。)
転倒・転落防止について
入院中は環境の変化や治療・検査・手術・薬剤の影響で、予想以上に体力・下肢筋力が低下し、転倒・転落を起こす危険性が非常に高くなります。
当院は患者さんやご家族にもご協力をいただき、転倒を起こさない環境を作るように努めております。転倒・転落を防止するために、患者さんには次のことに注意していただくよう、お願いします。
転倒をおこしやすい場所
- 段差やつなぎ目
- 水で濡れやすい場所(トイレ・洗面台・シャワー室・脱衣場)
- オーバーテーブル・ベッドストッパー等
こんな時、転びやすくなるので要注意
熱がある時や熱が下がった後 |
点滴やチューブがたくさん入って動きにくいとき |
血圧を下げる薬や、睡眠薬又は痛み止めを使用しているとき |
手術や検査で動けない時間を過ごした後 |
足元がふらつきます |
足元への注意力が低下します |
副作用で下肢の脱力やフラツキが生じやすくなります |
筋力が弱ることがあります |
転倒・転落を防ぐための注意ポイント
- スリッパやサンダル、雪駄等は、脱げやすく、つまずきやすいので、かかとのある履き慣れたものや滑りにくいものをご使用ください。
- 幅広のサンダル、クロックスはお控えください。(床にひっかかり、つまずきやすく危険です。)
- 立ち上がったり、移動する場合は、しっかり固定されたものを支えにしてください。ベッド柵や手すりなど、固定されている安定性のあるものにつかまるようにしてください。不安定なもの、椅子、オーバーテーブル(ストッパーが止まっていないことがあるため)、床頭台、点滴台などは支えにしないでください。
- 夜間は枕灯をつけて、安全を確認してから行動してください。(特に、中途覚醒時には、しばらく座位になり、ふらつきがないことを確認してから動いてください。)
- 車椅子から移動する場合は、必ずブレーキがかかっていることを確認してください。
- トイレに行くときや移動をされるときは、看護師がお手伝いしますので、遠慮なくナースコールでお呼びください。特に、トイレの時には、便座に座った状態(立ち上がらずに)でナースコールしていただき、そのままお待ちください。
- ベッドから身を乗り出して物を取ったり、置いたりしないようにしてください。
- ベッドの上に立たないようにしてください。
- ベッド周囲の整理整頓にご協力ください。(コード類の整理・ゴミ箱の置き場所)
転倒・転落を防止するには、患者さん、ご家族、病院スタッフの連携が必要です。入院時には自宅での生活状況、歩行状況、転倒・転落の有無についてお伺いします。ご心配なことがありましたら、遠慮なく担当医や看護師にご相談ください。安全上、必要だと判断した場合には、夜間でもご協力をお願いすることがありますので、ご了承ください。
義歯・差し歯の管理について
入院中の、義歯・差し歯の管理に関しては、原則、患者さんご本人もしくはご家族で行っていただくようお願いします。
- 入院中は、症状により、患者さんご本人で義歯洗浄等が行えない場合に限り、看護職員がケアを代行させていただきます。
- 紛失予防のため、義歯は自室で取り外してください。(手術・検査時には取り外して出棟ください。)
- ティッシュ等に包むと、誤って捨ててしまう可能性があるため、入院時には専用の蓋付き保管容器をご準備ください。容器をお持ちでない場合には、透明ビニール袋をお渡ししますのでお申し出ください。
- 検査や治療・処置により、差し歯やぐらついている歯が抜け落ちることがあります。差し歯やぐらついている歯がある場合には、検査・治療・処置前に必ず職員にお申し出ください。ぐらつきがある場合は、可能な限り、入院前に歯科治療をお受けください。
義歯・差し歯は慎重に取り扱わせていただきますが、万一紛失・破損した場合、当院は責任を負いかねますのでご了承ください。
入院中の主治医について
外来担当医が必ずしも入院中の主治医になるとは限りません。チームとして治療に関わらせていただきますのでご了承ください。また、治療・処置によっては主治医ではなく、専門である診療科の医師が担当させていただくことがあります。(その都度説明させていただきます。)
各科の医師が連携し、最善の治療を行っていきます。
感染対策へのご協力のお願い
細菌やウイルスなどは、患者さんや病院職員の手指、器材を介して他の患者さんに拡がることがあります。入院中の患者さんは、治療のために行われる処置や投薬によって抵抗力が下がることがあるため、菌やウイルスが原因で病気(感染症)を発症しやすくなります。
菌やウイルスの拡がりを防ぐことによって、感染症を発症される患者さんが減るように対策をとっていますが、有効な対策のためには患者さんのご協力が欠かせません。また、早期発見に努めるうえで、これらの菌に感染されていないかの検査が必要な場合がありますので、ご協力ください。具体的なお願いは次のとおりです。
次の場合などに、便やのど、鼻などの検体を採取させていただくことがありますのでご了承ください。
- 他の病院や施設からの転入時
- 抗生物質を長期に使用している場合
- 尿路カテーテルやオムツを長期に使用している場合
- ICU・HCU・SCUへの入室時
- 強力な抗がん剤治療を受ける場合
- 病棟で感染拡大の可能性が出てきた場合
- 感染症が発生した場合、病室を移動していただくことがありますのでご了承ください。
- 職員が手袋やガウン(またはエプロン)、マスクなどを着用して処置やケアをさせていただくことがあります。
- 面会の制限をさせていただくことがあります。
- ベッドを離れる前後や食事・洗面の前後には、こまめに手を洗ってください。
- 咳やくしゃみ・鼻水のある場合は、マスクの着用をお願いします。
- 加湿器は、細菌が発生しやすいため、持ち込みは禁止としております。
- 15歳以下のお子様連れの面会は、極力お控えください。ICU・HCU・SCUではお子様の面会はご遠慮いただいております。
- ご家族や同居されている方が、インフルエンザ・感染性胃腸炎・はしか・水痘・おたふくかぜ・風疹など流行性の病気にかかっている場合はお知らせください。
- 診察や処置時の病院職員の手洗い・手指衛生についてお気づきの点があれば、担当医又は担当看護師までご指摘ください。
いずれも入院中に、安全に検査や治療を受けていただくためのものですので、皆様のご協力をよろしくお願いします。
非常災害時の対応について
- 各病棟に避難経路図を表示していますので、入院時にご確認ください。
- 万一、地震・火災等が発生した場合は、医師・看護師など病院職員の指示に従い、落ち着いて行動してください。
- 避難する場合は、エレベーターを使わず、非常階段をご使用ください。
- 動けない状態の患者さんは、医師・看護師及び職員が搬送します。
退院について
- 退院は、主治医が決定します。退院日時については、病棟看護課長とご相談ください。
- 退院は、午前退院を原則とさせていただいていますので、ご協力をお願いします。
- 退院の会計後、領収書を病棟にご提示ください。その際に担当者から、次回外来受診日等の説明をさせていただきます。
入院費用について
入院費用は、入院診療費と食事にかかる費用の自己負担額に、個室料などの当院で定めた料金に基づいて算定した額を合算した金額になります。
入院診療費の算定方法
- 入院診療費は、健康保険法で定める点数(入院料・投薬料・注射料・検査料など)やその他の法令の規定に基づいて算定しております。
- 食事費用として1食当たり490円をご負担いただきます。
- 当院はDPC対象病院となっておりますので、診断群分類別包括評価方式での計算となります。
(患者さんの入院の目的となる病名や状態、診療内容によって1日当たりの入院料が決まります。)
- 入院料の計算は、健康保険法などの定めにより、泊数ではなく1日単位で計算されます。
個室使用料金について
普通個室・特別個室についてはこちらをご参照ください。
個室使用料金(税込) |
区分 |
特別個室 |
普通個室 |
一般病棟 |
三木市又は小野市にお住まいの方 |
13,200円 |
7,700円 |
上記以外の方 |
16,500円 |
9,625円 |
緩和ケア病棟 |
|
7,700円 |
室料差額なし |
有料個室は、入院費用の他に別途料金が必要です。特別個室、個室使用を希望される方は、“個室使用料負担同意書”を病棟スタッフステーションへ提出してください。ただし、希望されての入室であっても、転室していただくことがありますので、ご協力をお願いします。
有料個室料金の計算は、午前0時を起点としておりますので、入院日・退院日も1日料金として取扱いさせていただきます。したがいまして、1泊2日で入室された場合は、2日分の料金をご請求させていただきます。
外泊されている日も、個室使用料金が必要となります。
DPC(包括評価方式)について
- 入院される患者さんの病名をもとに、手術・処置等の内容に応じて定められた診断群分類ごとの1日当たりの点数を基本として、医療費を計算する医療費の計算方式です。
- この1日当たりの定額の医療費は、全国のDPC対象病院などにおける実際の診療データに基づいて、診断群分類ごとに標準的に必要とされる検査や注射、投薬などの費用を含んだ1日当たりの入院医療費の算出を行い、決定されたものです。
入院中は、歯科を除く他の医療機関を原則受診できません。 入院中に他の医療機関への受診や投薬を希望される方は、あらかじめ主治医又は担当看護師に必ずご相談ください。
入院の治療対象となっていない疾患に対する検査や治療、他科外来診については、緊急を要しない場合、原則として行うことができません。ただし、合併症(高血圧や糖尿病など)の治療につきましては継続して行います。ご理解をいただきますようお願いします。
入院中の他の医療機関への受診について
- 入院中の他の医療機関への受診は、緊急を要しない場合は退院後にお願いすることがあります。
- 主治医等へのご相談なく、外出や外泊のときに他の医療機関を受診されたり、ご家族の方による投薬等のための受診はお控えください。
かかりつけ医などで現在服用中のお薬がある場合
- 入院する前から服用中のお薬がございましたら、必ずすべてご持参ください。当院ではお薬の重複を防ぐため、入院時に持参薬の確認を行っています。
出来高方式とDPC方式の違い
- 従来の医療費の計算方式である『出来高払い方式』では、診療で行った検査・注射・投薬などの診療行為を合計して医療費が計算されていましたが、『DPC方式』での医療費の計算方式では、1日当たりの点数が決められており、検査・注射・投薬などの診療行為は、その決められた点数に包括されています。なお、手術や処置・検査の一部、リハビリなどについては、これまでどおりの出来高払い方式で医療費が計算されます。そのため入院にかかる医療費は、定額分と出来高分とを合わせたものとなります。
※DPCによる支払い方式は、入院された患者さんに適用されることになります。なお、自動車損害賠償責任保険(自賠責)、労働者災害補償保険(労災)、診断群分類に該当しない入院患者さんや外来患者さんの医療費の算定方法は、出来高払い方式です。
入院費用の請求・お支払いについて
入院中
- 入院費用は毎月1回、月末に締め切らせていただきます。
- 翌月の10日過ぎに、担当者が請求書を各部屋へお届けします。
- 請求書を受け取り後、7日以内に1階の5番の支払窓口又は6番の自動精算機でお支払いください。
退院時
- 退院が決まりましたら、退院当日に担当者が請求書をお届けします。
- 請求書が届きましたら、1階の5番の支払窓口又は6番の自動精算機でお支払いください。(土・日・祝日に退院の場合は、前日にお届けします。)
- 土・日・祝日に退院の場合、救急受付でお支払いが可能です。
高額療養費制度(限度額適用認定証)について
「認定証」などを提示すれば、窓口での支払いが一定の金額にとどめられます。入院時の食事費用や個室使用料等は、別途ご負担いただきます。
負担の上限額は、年齢や所得によって異なります。
(下表は例 : 70歳未満の場合)
適用区分 |
12ヶ月間に3回まで |
4回目以降 |
区分ア (年収約1,160万円~) |
252,600円 + (医療費 - 842,000円) × 1% |
140,100円 |
区分イ (年収約770~約1,160万円) |
167,400円 + (医療費 - 558,000円) × 1% |
93,000円 |
区分ウ (年収約370~約770万円) |
80,100円 + (医療費 - 267,000円) × 1% |
44,400円 |
区分エ (~年収約370万円) |
57,600円 |
44,400円 |
区分オ (住民税非課税者) |
35,400円 |
24,600円 |
負担の上限額・事前の申請などは保険によって異なりますので、詳細については、加入されている健康保険組合、全国健康保険協会、市町村(国民健康保険・後期高齢者医療制度)、国保組合、共済組合までお問い合わせください。
オンライン資格について当医療センターではオンラインによる資格確認システムを導入しています。
オンライン資格確認に同意いただきますと、患者さんご自身(ご家族)で手続きを行うことなく高額療養費制度をご利用いただけます。
※同意いただいた場合でも資格確認システムで確認ができないことがあります。
その際は、患者さんご自身(ご家族)で手続きを行っていただく必要がありますので、予めご了承ください。