当科はみみ(耳)、はな(鼻)、のど(咽頭、喉頭)、くび(頭頸部領域)の疾患に対して診断治療を行っています。
突発性難聴、末梢性顔面神経麻痺:副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)を主体とした点滴治療を行っています(基本的に外来通院で行っていますが、糖尿病などがある場合は入院での加療を行っています)。
慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎:積極的に手術治療を行っています。鼓膜穿孔閉鎖術、鼓膜形成術(湯浅法)などは外来(日帰り)手術で行っています。
慢性副鼻腔炎:鼻内内視鏡下副鼻腔手術を行っています。最近では全身麻酔で行うことが多くなっています。
鼻中隔弯曲症、肥厚性鼻炎:鼻腔構造が原因の鼻閉に対しては内視鏡下に鼻中隔矯正術や粘膜下下甲介骨切除術を行っています。
アレルギー性鼻炎:くしゃみや鼻漏に関与する後鼻神経を内視鏡下に切断する手術治療を行っています(くしゃみや鼻漏の改善が期待されます)。また、免疫療法はスギの舌下免疫療法とスギ、ハウスダストの皮下免疫療法を行っています。
慢性扁桃炎、アデノイド肥大:口蓋扁桃摘出やアデノイド切除を行っています。
声帯疾患:保存的治療で改善が認められない声帯ポリープ、声帯嚢胞、ポリープ様声帯などに対しては手術加療を行っています。病変の大きさや形状によっては外来日帰りでの局所麻酔下喉頭ビデオ内視鏡下手術を行っています。
頸部良性腫瘍、唾液腺腫瘍、甲状腺腫瘍などに対して手術加療を行っています。頭頸部悪性疾患に対しては症例に応じて手術、放射線治療、化学療法などを組み合わせた集学的治療を行っています。
氏名 | 補職名 | 卒年 | 資格等 |
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山本 一宏 (やまもと かずひろ) |
耳鼻咽喉・頭頸部外科部長兼診療科長 | 1991 |
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粟倉 秀幸 (あわくら ひでゆき) |
医長 | 2011 |
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三上 稜平 (みかみ りょうへい) |
専攻医 | 2021 |